本記事は、「【仕事で結果を出す人の「やる気」の出し方とは?】経営者の「モチベーション」から学ぶことが大事!」について、わかりやすく解説していきますので、参考にしてもらうためにお伝えしていきます。
仕事をする上で、「やる気」はまず何よりも大前提となります。
しかし、私を含めて誰しも「やる気」には波があり、「何もしなくてもずっとやる気を持続できる!」という人は、極僅かではないでしょうか?
「そもそもやりたい仕事ではない!」という人も多くいるとも思います。
今、やりたい仕事ができている人でも、「失敗」「人間関係」「マンネリ化」など、モチベーションを阻害する要因は、人それぞれ色々あると思います。
そこで、本記事では、
■仕事で成果を出し続ける方法
■経営者の「やる気」から学ぶこと
など、上記の内容についてまとめているので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
では、「【仕事で結果を出す人の「やる気」の出し方とは?】経営者の「モチベーション」から学ぶことが大事!」について詳しく解説していきます。
- 1.仕事ができる人のモチベーション・コントロールを知って学ぼう!
- 2.いつも「やる気が出る人」に変わる方法とは?
- 3.自分を変える「やる気」テクニックとは?
- 4.「【仕事で結果を出す人の「やる気」の出し方とは?】経営者の「モチベーション」から学ぶことが大事!」まとめ
1.仕事ができる人のモチベーション・コントロールを知って学ぼう!
(1)自分の客観的な価値を知ることから始めよ!
(2)「食べるために働く」という原点に立ち戻れ!
(3)「なぜその仕事が大切か?」を常に意識せよ!
(4)「前向きに羽目を外す」遊び心を忘れるな!
(5)脳のメカニズムを利用して仕事を好きになれ!
(1)自分の客観的な価値を知ることから始めよ!
冨山和彦さん(株式会社経営共創基盤代表取締役(CEO))のモチベーションアップ術は、次の3つがポイントです。
【1】正しい自己評価をする
【2】経済的到着点を下げる
【3】戦略的に仕事をする
【1】正しい自己評価をする
自分の仕事の実力を正しく評価しないと、「もっとすごい仕事ができるはずなのに、誰も与えてくれない!」と腐ったり、「自分は仕事ができないから冒険しない!」と消極的になったりします。
いずれにしても、モチベーションを下げる原因となっています。
自分を客観的視するのが難しければ、周囲の人の評価を聞くことが大切なのです。
【2】経済的到着点を下げる
自分の市場価値と同等の給料をもらいながら、やりたい仕事も追い詰めるのは虫のいい話です。
好きな仕事のオファーを増やしたいなら、自分の市場価値よりも年収を下げる覚悟が必要なのです。
30代のビジネスパーソンなら、「将来に向けた経験を積む!」という意味でも、経済的到着点を下げることを考えるべきだろう。
【3】戦略的に仕事をする
30歳を過ぎて「本当はこの仕事がやりたい!」と未経験の仕事に取り組もうとしても、身になるまでに時間がかかるし、オファーもこないでしょう。
これではモチベーションを維持しにくくなります。
それなら、自分の得意な仕事に絞り込んで、そこに力を集中投下したほうが、周囲から認められ、モチベーションは高まりやすくなります。
(2)「食べるために働く」という原点に立ち戻れ!
藤巻健史さん(株式会社フジマキ・ジャパン代表取締役社長)のモチベーションアップ術は、次の3つがポイントです。
【1】経済や社会全体を見渡す
【2】自分の道のプロになる
【3】「食べるために働く」と再認識する
【1】経済や社会全体を見渡す
「結果が出ない!」や「上司が評価してくれない!」と言った目先の現象だけをみてモチベーションをなくしてしまっている人は多いと思います。
「現在、会社の課題は何か?解決のために自分にできることは何か?」「これから日本や世界の経済はどうなっていくのか?」という大局に思いを巡らせることで、希望や危機感が生まれ、そこからモチベーションが湧いてきます。
【2】自分の道のプロになる
どんな道でも、プロになれば周囲から頼られ、「必要な人」とみなされるようになります。
自分の力を必要とする人がいるのに、「モチベーションが上がらない!」などとは言っていられなくなります。
プロになれば、「使命感」と「自信」から生まれるモチベーションがいい仕事につながり、さらに「信頼を勝ち取る!」というプラスの循環に入れるのです。
【3】「食べるために働く」と再認識する
「仕事はやりがいのあるものではなくてはいけない!」「自分の力を生かせるベストマッチの仕事を探すべき!」と言った自己実現の理想が高すぎると、「現実の仕事の辛さ」や「退屈さ」にダメージを受けてしまいます。
時には、あえて「食べるための仕事なんだから、面白いわけがない!」と考えてみるとよいでしょう。
不思議と気持ちが楽になっていきます。
(3)「なぜその仕事が大切か?」を常に意識せよ!
福島文二郎さん(JSパートナー株式会社代表取締役)のモチベーションアップ術は、次の3つがポイントです。
【1】働きがいを実感できる機会をつくる
【2】仕組みは現場に根づくまで時間をかける
【3】「人は経験で変わる、育つ!」と信じる
【1】働きがいを実感できる機会をつくる
「他人に認められ、褒められる!」という体験は、誰にとってもモチベーションの源になります。
まずは、会社が褒め合う仕組みを提供することが必要です。
ディズニーでは投票制度のほか、正社員がアルバイトをゲストとしてもてなす感謝デーを実施するなど、「あなたの頑張りを認めていますよ!」と伝える機会をつくっているのです。
【2】仕組みは現場に根づくまで時間をかける
きっかけとしての仕組みは、会社が提供すべきだが、いつまでも一方的に与えるだけでは、従業員が自律的にモチベーションをコントロールするようにはなりません。
「あの褒め合う仕組みはいいよね。だったら、うちのチームでもやってみようよ!」というように、現場で自発的にその仕組みを活用することを最終目標にすべきなのです。
【3】「人は経験で変わる、育つ!」と信じる
「素質や素養がある人を採用するのではなく、素質や素養のある人に育てていく!」というのがディズニーの考えなのです。
上司や先輩が後輩を熱心に指導・教育することで、後輩たちも「こんな上司(先輩)になりたい!」と意欲をもつようになります。
また、カストーディアルのように仕事の意義を伝えれば、仕事に取り組む姿勢も変わります。
カストーディアルとは、ディズニー内の清掃担当をいいます。
カストーディアルは、ただの清掃担当ではなく、パークを自由に歩き回れる立場を活かして、困っているゲストのお手伝いをしたり、パークを清潔に管理してゲストに喜んでもらうための大切な仕事をいいます。
(4)「前向きに羽目を外す」遊び心を忘れるな!
陰山英男さん(立命館小学校副校長、立命館大学教育開発推進機構教授)のモチベーションアップ術は、次の3つがポイントです。
【1】「どうすれば面白いと思えるか?」考える
【2】すぐに評価が上がらなくても気にしない
【3】早めに出社して仕事に備える
【1】「どうすれば面白いと思えるか?」考える
例えば、苦手な人と接する必要があるとき、そだけでもモチベーションが下がってしまうという人は多いと思います。
しかし、ここであえて下手に出て味方につけるなど、「自分をよく思っていない人を懐疑する!」ことそのものを楽しむという考え方もあります。
その状況から逃れられないなら、「どうすれば楽しめるか?」を考えるようにしましょう。
【2】すぐに評価が上がらなくても気にしない
自分の仕事を「上司が見てくれているか?」と不安に感じることがあるかもしれません。
評価されなければ、モチベーションが大きく下がってしまうこともあるだろう。
しかし、自分を客観的に評価できる人が少なく、経験を重ねてから自分の評価の意味に気づくこともあります。
他者からの評価は気にしすぎないほうがいいことです。
【3】早めに出社して仕事に備える
その日のモチベーションを高く維持したいなら、早めに出社するのがよいでしょう。
万全な準備をした上で、始業時間を迎えることができれば、心に余裕が生まれます。
また、人より早く今日の仕事に取りかかっているという「優越感」がモチベーションに変わるともいえます。
(5)脳のメカニズムを利用して仕事を好きになれ!
池谷裕二さん(薬学博士、日本薬理学会理事)のモチベーションアップ術は、次の3つがポイントです。
【1】とりあえずやり始める
【2】ルーチン化して習慣化させる
【3】自分にご褒美をあげる
【1】とりあえずやり始める
「面倒だな!」と思う仕事でも、とりあえず始めてみれば、知らないうちに面倒な気持ちが消えているものです。
つまり、モチベーションとは、最初からあるものではなく、仕事を始めた後に生まれてくるものです。
反対に、嫌だからといって着手を引き延ばしていると、嫌な気持ちがますます膨らんで行くから注意が必要です。
【2】ルーチン化して習慣化させる
「モチベーションが出ない!」と悩む人は、ルーチン化することで仕事の効率化を図るのがオススメです。
ルーチンの代表格は、毎日の歯磨きです。
子供の頃は嫌だった歯磨きも、習慣化することで当たり前の行為となり、わざわざモチベーションを必要としなくなります。
気乗りしない仕事は、毎日の歯磨きのようにルーチン化させるのがよい方法です。
【3】自分にご褒美をあげる
この仕事が終わったら「好きな服を買う」や「旅行に出かける」など、自分へのご褒美がモチベーションアップの有効な手段になります。
こうした具体的なメリットをもたらすご褒美だけではなく、「早くこの仕事から解放されるようにがんばろう!」のように、仕事から解放される自分を想像するだけでも効果があります。
2.いつも「やる気が出る人」に変わる方法とは?
仕事をしている日々の中には、「モチベーションが上がらないとき」や、「やる気を失うとき」もあるものです。
そんな時を、どのようにして乗り越えて、安定したモチベーションを手に入れたのか?
様々な経験をしてきたビジネスマンの方々の「心がけ・考え方・行動習慣」から「仕事のモチベーションの上げ方」を解説していきます。
(1)モチベーションの源泉は不純であってもかまわない!
(2)仕事と遊びを区別せず公私混同するほうがいい!
(3)元ハンバーガー大学学長のモチベーションメソッド!
(1)モチベーションの源泉は不純であってもかまわない!
小山昇さん(株式会社武蔵野代表取締役社長)の仕事のモチベーションの上げ方は、次の3つがポイントです。
【1】とにかく現場に足を運ぶ
【2】他人の評価を期待しない
【3】不得意なことにこだわらない
【1】とにかく現場に足を運ぶ
不安になったり悩んだりするのは、机の上で自分勝手に考えていることが原因です。
現場に足を運べばみえてくるものは多いし、現場でやってみればうまくいくかどうかもすぐにわかります。
【2】他人の評価を期待しない
他人に評価されればやる気も出るが、他人の評価は他人の基準で行われるものです。
自分でコントロールはできません。
自分で立てた目標を基準に、自分で自分を評価してこそ、やる気が維持できます。
【3】不得意なことにこだわらない
不得意なことにこだわると、自分に対するストレスが溜まるばかりです。
それではやる気を失ってしまいます。
自分が得意なことに特化して、とにかくそこに力を注げば、成果も出やすく、自信になります。
(2)仕事と遊びを区別せず公私混同するほうがいい!
久米信行さん(久米繊維工業株式会社代表取締役社長)の仕事のモチベーションの上げ方は、次の3つがポイントです。
【1】多くの「アンテナ」をもつ
【2】仕事と遊びを区別しない
【3】社外のつながりを活用する
【1】多くの「アンテナ」をもつ
興味関心を多くのものにもっていれば、一つのことで落ち込まなくてすみます。
世の中にある、たくさんの面白いことをとらえる「パラボラ力」が重要なのです。
また、一つのことを深く面白がる「ズーム力」もやる気アップにつながります。
【2】仕事と遊びを区別しない
お金を稼ぐ仕事だけではなく、社会的な活動や個人的な趣味など、多くの対象に関心をもち、関わることが大切です。
エネルギーに溢れた人に会えたり、仕事に使えるアイテムが湧いたりするかもしれません。
【3】社外のつながりを活用する
社内だけにいては、仕事そのものよりも、「会社の人間関係」や「しがらみ」を重視しがちになります。
社外の人たちとフラットな関係をもてていると、自分の仕事に自信がもてて、会社の閉鎖感を打破できます。
(3)元ハンバーガー大学学長のモチベーションメソッド!
有本均さん(株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパン代表取締役社長)の仕事のモチベーションの上げ方は、次の3つがポイントです。
【1】苦手な上司と真剣に仕事の話をする
【2】運・不運に影響されない目標を立てる
【3】短期的な目標を立てる
【1】苦手な上司と真剣に仕事の話をする
ウマが合わない上司に当たると、モチベーションが下がるものです。
しかし、上司を避けるわけにはいきません。
自分から真剣に仕事の話をすることで、上司との関係性を変えていく必要があります。
【2】運・不運に影響されない目標を立てる
売上や利益には、競合の動向や環境の変化など、自分ではコントロールできないことも影響します。
自分が頑張れば、頑張っただけの成果がきちんと出る目標を定めれば、モチベーションにつながります。
【3】短期的な目標を立てる
長期的な目標を立てると、今やるべきことを明確にしにくいです。
今やることをリストアップして、それを着実にやり続けていれば、モチベーションが高い状態を長く持続できます。
3.自分を変える「やる気」テクニックとは?
自分を変える「やる気」テクニックには、「心理編」「思考編」「行動編」の3つがあります。
【心理編】仕事をやらざるを得ない環境に追い込む!
【思考編】マンネリも挫折も自分を高めるチャンス!
【行動編】「苦」の原因を潰して「快」に転換する!
上記の3つの自分を変える「やる気」テクニックをそれぞれ解説していきます。
【心理編】仕事をやらざるを得ない環境に追い込む!
人間である以上、目の前の仕事とは、別のことに意識が向いてしまったり、多くの仕事の中から今やる仕事を決めることに迷いが生じたりして、モチベーションが下がってしまうことがよくあります。
そこで、人間の心理を知ることが重要になります。
人間は、自然と仕事へと向かい、モチベーションアップにつながるからです。
(1)【現状】途中で別のことをしてしまう→【解決策】リマインダをしかける!
(2)【現状】仕事に着手する気が起きない→【解決策】タイマーをしかける!
(3)【現状】一つの仕事に集中できない→【解決策】仕事をする場所を変える!
(4)【現状】つい後回しにしてしまう→【解決策】タスクの時間帯を固定する!
(5)【現状】モチベーションが上下する→【解決策】タスクの数を記録する!
(1)【現状】途中で別のことをしてしまう→【解決策】リマインダをしかける!
指定した時間に「今はこのタスクをやりなさい!」と通知してくれるのがリマインダです。
リマインダをスマートフォン(スマホ)のアラーム機能やアプリをなどを使ってしかけるようにしましょう。
リマインダの目的は、脱線を防ぐことです。
人は必ず断線するものです。
例えば、「10時〜10時15分はメールの処理」と日課を決めて作業に取りかかったとしても、何分かすると、インターネットを閲覧するなど、別のことをし始めてしまいます。
そこで、この場合なら7分経過したあたり(10時7分ごろ)で、リマインダが作動するように設定しておきます。
すると、リマインダが作動したときに、「あっ、そういえば今はメールチェックの時間だった!」と思い出して、本来のタスクに戻れるようになるわけです。
このようにリマインダを活用することで、ついつい脱線しがちな仕事でも、きちんと進められるようになります。
毎日、必ずやらなくてはいけない仕事をスムーズに進めるのに役立つ方法なのです。
(2)【現状】仕事に着手する気が起きない→【解決策】タイマーをしかける!
タイマーをしかけるというのは、リマインダをしかけるのと、一見似ています。
しかし、「リマインダをしかける」のと、「タイマーをしかける」のでは、目的が全く異なります。
脱線防止のためのリマインダと違い、タイマーは気が進まない仕事にとにかく着手するための方法なのです。
タイマーは、「これから作業を始める!」というときに、例えば、4分後に鳴るようにセットします。
そうして、「これから4分間だけは、この仕事をやる!」と決めます。
なかなか手を着けられない、後回しにしてしまいがちな仕事に着手して、少しでも進めます。
例えば、「日報や週報のように、明確な締め切りがなく、気がついたらかなり溜まってしまっている」というタイプの仕事を進めていくのに適した方法です。
やってみるとわかりますが、1日にたとえ4分間であっても、仕事を進めるのと、全くその仕事に手を着けないのとでは、ずいぶん作業量が変わってくるものです。
(3)【現状】一つの仕事に集中できない→【解決策】仕事をする場所を変える!
Wi-Fiなどのインターネット環境の発達によって、今はどこにいても、ほとんどの仕事ができる時代です。
オフィスを離れて仕事をする「ノマドワーキング(ノマド)」もスタンダードになりつつあります。
しかし、ここで言う「仕事する場所を変える!」というのは、ノマドとは意味合いが違います。
あえて特定の仕事しかできない不便な場所に行って、やるべきことをやるということです。
例えば、携帯電話の電波が入らない、ネット接続環境もない場所にあえて移動しましょう。
すると、ノートパソコンを開いて明日のプレゼン用の資料を作るほかに、することがない、といったイメージです。
色々な仕事ができる環境では、多くの選択肢の中から一つを選んで、「この仕事をやろう!」と決心しなくてはいけません。
それには「意志の力」が必要になります。
特定の仕事しかできない環境に置かれたほうが、人は楽にタスクをこなせるのです。
車の運転席に座れば、運転をせざるを得ないのと同じです。
そのために、便利なポケットWi-Fiなどをもたないというのも一つの手です。
(4)【現状】つい後回しにしてしまう→【解決策】タスクの時間帯を固定する!
タスクの時間帯を固定することも、決心をすることから解放される方法の一つです。
1日のタスクの中には、どうしてもその時間にしかできないものがあるはずです。
典型的なものは、ミーティングやアポイントのように、相手との約束があるものです。
相手の在席時間に縛られる電話連絡なども同じです。
まず、これらのタスクをこなす時間は、自動的に固定されます。
すると、それ以外のいつでもできる仕事は、空いた時間に入れていくしかありません。
例えば、資料作成は、朝でも夜でもできるけれども、前述したように「特定の仕事しかできない環境」で集中して作業するなら、その営業時間と移動にかかる時間を考えて、「夜しか選択肢がない!」と考えると、他のタスクは朝にしかできないということになります。
やりたくない仕事があるときは、「別の時間にできないか?」「後回しにできないか?」と、人は考えるものです。
そこで、「ここでしかできない!」という状態にしてしまうのです。
すると、楽にタスクをこなせるようになります。
(5)【現状】モチベーションが上下する→【解決策】タスクの数を記録する!
無理せず一定の仕事量を維持していく方法があります。
毎日のToDoリストをつくり、そこに書かれたタスクの数をカウントして記録し、長期にわたって変化を観察する方法です。
タスクの数の記録する方法としては、「Evernote」のノートの数を自動的に記録してくれる「MyStats」のようなアプリを使ってもいいですし、自分で数えてエクセルに記録するのでも、自分がやりやすい方法で記録をつけ始めましょう。
その上で、日々のタスク数の平均値を計算します。
平均値がわかったら、毎日のタスク数をこの平均値に近づけるように意識しましょう。
目的は、自分のモチベーションをモニターして、無理を避けることが大切です。
意欲が高いとき、人はToDoリストに多くのタスクを書き出します。
あまり意欲がないときは、タスク数が減ります。
また、多くのタスクを書き出した日の後は、必ず反動が起きて、タスク数が減ります。
ですから、毎日のタスク数の変化をみることで、モチベーションが安定するように心がけられるのです。
【思考編】マンネリも挫折も自分を高めるチャンス!
モチベーションで重要なのは、安定した持続力です。
では、安定したモチベーションを得るにはどうすればいいのか?
それは、究極的には、自分にもともと与えられている才能を見出し、活かすことです。
すると、続けようと意識しなくても、結果として続けられるようになります。
(1)【現状】仕事がマンネリで面白くない→【解決策】自分ならではの工夫を加える!
(2)【現状】仕事の意義がわかない→【解決策】やってみて自ら意義を見出す!
(3)【現状】先送り癖が直らない→【解決策】中途半端な時間に始める!
(4)【現状】仕事がうまくいかない→【解決策】自分ならではのエリートコースを探している途中!
(1)【現状】仕事がマンネリで面白くない→【解決策】自分ならではの工夫を加える!
例えば、「議事録や日報に印象的なキャッチコピーを入れる!」という一工夫をします。
議事録や日報を書くこと自体は、退屈で極まりない仕事かもしれません。
そこで、「言葉で表現するという!」、自分の得意なことを活かした工夫を加える方法です。
どんな仕事の中にも、自分の得意なことを活かせるところがあるはずです。
自分の得意なことを見つけるだけでもモチベーションが高まりますし、評価を得られれば、さらに高くなります。
「この人に評価してもらえると嬉しい!」という上司や同僚を意識していると、より効果的です。
そういう人が、職場に一人はいるのではないでしょうか?
「あの人を振り向かせるような、いい仕事をしよう!」と考えることで、「その人が何を求めているのか?」をより真剣に考える姿勢も生まれてきます。
すると、スキルも上がり、仕事の成果も変わってきます。
そうして、やる気の好循環をつくっていきましょう。
(2)【現状】仕事の意義がわかない→【解決策】やってみて自ら意義を見出す!
会社から与えられる仕事の中には、「なぜこんなことをしなくてはならないのか?」と疑問を抱くものもしばしばあると思います。
納得がいかないままでは、モチベーションが上がらないという人もいますが、本当なのでしょうか?
全て納得してスッキリしてしまったほうが、モチベーションが上がらないと思います。
例えば、「仕事場で理由を2回以上繰り返して聞くのは禁止!」と約束した途端、社員の「やる気」と「継続力」が急上昇したりします。
仕事の業務で納得がいかないと、モヤモヤと疑問が生じます。
そのモヤモヤを解消するために、仕事に打ち込もうという気持ちになるのです。
仕事をするなかで、自分で納得していくのです。
ですから、納得できない仕事でも、その意味をしつこく質問しないことです。
質問するとしても、一回だけにすることです。
仕事の理由は、教えてもらうものではありません。
また、「納得できない仕事はやりたくない!」という姿勢を周囲に示すことは、モチベーションが低いとみなされてしまうことになります。
(3)【現状】先送り癖が直らない→【解決策】中途半端な時間に始める!
「9時から仕事しよう!」と決めても、実際にスタートするのは意外に難しいものですよね。
「あと10分休んでから始める!」や「やっぱり9時半から始める!」とダラダラしてしまう「後倒し癖」という人は、多かれ少なかれもっているものです。
子供のころ「7時から勉強するぞ!」と決めつつも、好きなアニメのオープニングテーマ曲が聞こえてくると、あっさり誘惑に負けてしまった経験をもっている人もいると思います。
後倒し癖の失敗に陥らないコツは、「開始時間のフライング」です。
9時ではなく、「8時57分」などと、キリの悪い開始時刻を設定するとよいでしょう。
キリの悪い開始時刻にすると、誘惑に巻き込まれることなく、やる気にスムーズにつなげられます。
業務の一つ一つに「中途半端な時間に始める!」という方法を取り入れて習慣化すると、仕事が迅速になるだけではなく、働き方全体にもいい変化が生まれます。
「いつかやろう?」と思っていた大きな目標への道にすぐ着手できるなど、人生全体を「前倒し!」へと転換できて、夢を実現しやすくなります。
(4)【現状】仕事がうまくいかない→【解決策】自分ならではのエリートコースを探している途中!
「仕事がうまくいかない!」と、精神的に厳しくなってきます。
そのことで、モチベーションが下がるという人も多いと思います。
優れた経営者やビジネスマンであっても、器用にどんな仕事でもできるわけではありません。
むしろ自分の不器用さに悪戦苦闘している方もいます。
どんな業務であっても挫けないのは、「不器用に遠回りをしても、最後に自分ならではのルートがハッキリと浮かび上がる!」と確信していたからです。
成果への最短ルートを見つけようとしても、それは人によって違います。
他人や本は参考になりますが、そのまま自分にも当てはまるわけではありません。
できるだけスピードをつけて、様々な経験をして挫折するほど、自分に向いた仕事のやり方が見つかります。
人生のこのカラクリを知っておくことで、モチベーションを保てる「強い武器」になります。
【行動編】「苦」の原因を潰して「快」に転換する!
仕事をするモチベーションが下がり、やる気が湧いてこないのは、その仕事が「苦」と結びついているからです。
そこで、まずは、その仕事をするのが「苦」ではないようにすることが必要になります。
そして、さらに「快」結びつけることで、モチベーションが高まっていきます。
では、仕事を「苦」から「快」に変えるにはどうすればいいのか?
日常の行動と習慣の中でできるポイントがあります。
(1)【現状】仕事に興味がもてない→【解決策】未来から現在を振り返る!
(2)【現状】やるべき仕事が多すぎる→【解決策】「緊急だが重要でない仕事」は手放す!
(3)【現状】嫌な仕事でやりたくない→【解決策】三割の出来でダラダラ続ける!
(4)【現状】仕事の成果がみえない→【解決策】わかりやすい指標をつくる!
(1)【現状】仕事に興味がもてない→【解決策】未来から現在を振り返る!
現在、会社員であれば、希望と異なる部署に配属されたり、興味のない仕事を担当したりすることも多々あります。
例えば、営業をやりたくて入社したのに経理に配属になったら、当然、モチベーションは上がりません。
そんなときは、自分自身に次のような問いかけをしてみましょう。
まずは、「なぜ営業をやりたいのか?」と問います。
「人に喜んでもらう仕事がしたいから!」という答えが出たら、「では、顧客にどのように喜んでもらいたいのか?」と、具体的な状況を想像します。
「『あなたの説明はとてもわかりやすかったので、きちんと納得して買うことができたよ。ありがとう!』と言ってもらいたい」といったイメージが湧いたら、「では、そういう営業になれたとき、自分の過去を振り返って、『経理を経験しておいてよかった!』と感じられる理由は?」と問いかけてみましょう。
そこで、「数字で語れるようになったので、わかりやすく説明ができた!」と気づいた瞬間、やりたくなかった経理の仕事がやりたい仕事に変化していきます。
このように、未来の自分を想像し、そこから現在を過去として振り返ると、モチベーションアップのきっかけが掴めるのです。
(2)【現状】やるべき仕事が多すぎる→【解決策】「緊急だが重要でない仕事」は手放す!
仕事が多すぎるときは、「そもそも、それは本当に自分がやるべき仕事なのか?」を考えてみる必要があります。
高いモチベーションを保ちながら仕事をするには、「やめる仕事!」を決めなければなりません。
仕事は、「『重要度』と『緊急度』で分類しなさい!」とよく言われています。
そこで、ポイントになるのが「重要ではないが緊急の仕事」の扱いです。
「重要ではないが緊急の仕事」は多くの場合、部下や後輩に任せられる仕事だからです。
簡単な資料整理やコピー取りなどが該当します。
「重要ではないが緊急の仕事」を優先的に他人に任せることで、自分が本来時間をかけて取り組むべき「重要だが緊急ではない仕事」に注力することができます。
(3)【現状】嫌な仕事でやりたくない→【解決策】三割の出来でダラダラ続ける!
例えば、「ファイナンシャルプランナーの資格を取得しよう!」と決心して教材のDVDを買ったものの、「集中しなければ!」と考えれば考えるほど、勉強が嫌になってしまうことがあります。
ファイナンシャルプランナーの勉強が嫌になっていることは、「DVDを観ること」が「苦痛」に結びついてしまっている状態です。
「DVDを観ること」と「苦痛」とが結びつかないようにする条件は、次の4つです。
・最後までやらない!
・効果が出るまでやらない!
・時間を取らない!
画面に流しっぱなしにして、食事をしたり風呂に入ったりしてかまいません。
ただし、家にいる間は、ずっとDVDを流すことです。
なるべくいい加減に、でもたくさんやることが重要なのです。
DVDがBGMのように馴染んできて、耳に入ってきた内容に「あっ、これ覚えている!」と身体が反応し始めます。
そして、「ここをもっとよく知りたい!」と、自分から画面の前に座ってしまう瞬間がやってきます。
この段階になれば、DVDを観ることが日常の一部になっています。
(4)【現状】仕事の成果がみえない→【解決策】わかりやすい指標をつくる!
モチベーションが上がらない理由の一つに、成果がなかなかみえないことが挙げるげられます。
「英会話を勉強しているが、上達しているのかよくわかない」といった例が典型的です。
この場合は、「英語が話せる!」という成果を測る物差しよりも、「1日に1フレーズ覚える!」といったような具体的な行動に対する指標をつくるとよいでしょう。
1週間で14フレーズと数が増えていくことで、やる気も持続します。
同様に、今月の売上目標を達成したいのであれば、「1日20件アポ取りの電話をかける」や「1日に客先を10件訪問する」といった指標をつくります。
そうすれば、成果はなかなかみえなくても、具体的な行動の達成度は見えるようになります。
こうして毎日の達成度を確認できれば、モチベーションを継続しやすくなります。
4.「【仕事で結果を出す人の「やる気」の出し方とは?】経営者の「モチベーション」から学ぶことが大事!」まとめ
「【仕事で結果を出す人の「やる気」の出し方とは?】経営者の「モチベーション」から学ぶことが大事!」について解説してきました。
いかがだったでしょうか?
最後におさらいとして、「【仕事で結果を出す人の「やる気」の出し方とは?】経営者の「モチベーション」から学ぶことが大事!」に要点をまとめてみます。
(1)自分の客観的な価値を知ることから始めよ!
(2)「食べるために働く」という原点に立ち戻れ!
(3)「なぜその仕事が大切か?」を常に意識せよ!
(4)「前向きに羽目を外す」遊び心を忘れるな!
(5)脳のメカニズムを利用して仕事を好きになれ!
■仕事のモチベーションの上げ方
(1)モチベーションの源泉は不純であってもかまわない!
(2)仕事と遊びを区別せず公私混同するほうがいい!
(3)元ハンバーガー大学学長のモチベーションメソッド!
■自分を変える「やる気」テクニック
【心理編】仕事をやらざるを得ない環境に追い込む!
【思考編】マンネリも挫折も自分を高めるチャンス!
【行動編】「苦」の原因を潰して「快」に転換する!
最後までお読みいただきありがとうございました!