FX初心者が為替取引を始める前に、理解しておくべき【FX5つのリスク】があります。
FXを始める前に、必ず理解しておいて欲しいことは、『リスクをともなわない投資や取引は存在しない。』ということです。
SNS(Facebook、Twitter・Instagram)・動画サイト(YouTube)・雑誌などで、「FXは儲かる!」という言葉を目にしたり、周囲の人から聞いている方もいるかもしれません。
しかし、「FXは儲かる!」の裏には、リスクが潜んでいることを必ず理解しておかなければいけません。
では、「FX初心者が為替取引を始める前に理解すべき【FX5つのリスク】とは?」について詳しく解説していきます。
1.FX初心者が為替取引を始める前に理解すべき【FX5つのリスク】とは?
[su_box title=”FXの5つのリスクとは?” style=”soft” box_color=”#ffff40″ title_color=”#000000″](1)為替変動リスク
(2)流動性リスク
(3)金利変動リスク
(4)システムリスク
(5)信用リスク[/su_box]
FXを始める前に初心者が必ず知っておくべき、上記の5つのリスクがあります。
(1)為替変動リスク
FXの5つのリスク中でも、最も注意しなければいけない『為替変動リスク』です。
FXは、貯蓄性商品ではないので、当然ながら元本保証はありません。
FXは、為替の変動によって利益を目指していくので、為替相場の影響によって大きな損失を被る可能性があるということです。
レバレッジ取引を行えば、レバレッジの倍率が大きいほど利益は大きくなります。
しかし、為替相場を見誤ったときの損失も大きくなるということを理解しておきましょう。
そこで、多くのFX会社は救済策として、一定の証拠金維持率を下回った場合に、「マージンコール」と呼ばれる注意喚起をうながす通知を行います。
さらに、一定の基準まで証拠金維持率が低下すると、強制的に「ロスカット(損切り)」が行われます。
例えば、あるFX会社の場合は、証拠金維持率が100%を割り込むと自動的にロスカットを行います。
また、為替相場が大きく変動すると「スリッページ(注文した時点の価格と実際に約定された価格の差のこと)」が発生して、自分の思いどおりの金額で約定できないこともあります。
(2)流動性リスク
自分の思った価格で売買ができない可能性がある『流動性リスク』です。
流動性リスクとは、注文が約定しないリスクです。
FXは、株式に比べて流通量が多く、流動性リスクは小さいですが、取引量が多い通貨(アメリカドル)などでも、なんらかの原因で売り買いの注文が殺到してしまうと、自分の思いどおり価格で約定できなくなる可能性があります。
取引量の少ないマイナー通貨では、さらに流動性リスクが高まります。
(3)金利変動リスク
FXならではの『金利変動リスク』です。
FXでは、各通貨間の「金利差」によって発生する「スワップポイント」という仕組みがあります。
スワップポイントとは、金利の低い通貨で金利の高い通貨を買った場合に、その金利差に基づく差額がもらえます。
しかし、逆の場合は、金利差を支払うことになります。
(4)システムリスク
FX会社の選定によって関わる『システムリスク』です。
FXは、パソコン・スマホ(スマートフォン)・タブレットで注文することができます。
インターネット回線のトラブルやFX会社のサーバーの不具合など、ネット環境
によって取引ができなくなる可能性があります。
取引中に、ネット環境の不具合が発生した場合には、損失が拡大するリスクがあるということです。
(5)信用リスク
FX会社選びに関わる『信用リスク』です。
信用リスクとは、取引先企業の経営が悪化して資金回収が不可能となるリスクを指す。
以前は、FX会社が倒産して、預けている資金が戻らないとう事件が発生していましたが、2010年2月1日から信託分別管理が義務化されたことで、私たちFXトレーダーにとっての信用リスクは低減されました。
FX会社が破綻しても全額保全されるになりました。
2.「FX初心者が為替取引を始める前に理解すべき【FX5つのリスク】とは?」まとめ
「FX初心者が為替取引を始める前に理解すべき【FX5つのリスク】とは?」について解説してきました。
いかがだったでしょうか?
FX初心者が為替取引を始める前に、必ず知っておいて欲しい【FX5つのリスク】をしっかり理解した上で、始めることがポイントです。