FX初心者が知らないと損する【ロールオーバーの仕組み】とは?

FX初心者が知らないと損する【ロールオーバーの仕組み】とは?
FXを始める前に、FX初心者が必ず知っておくべき【ロールオーバーの仕組み】を理解することです。

ロールオーバーにより証拠金が増減する仕組みを理解しておくことが大切です。

では、「FX初心者が知らないと損する【ロールオーバーの仕組み】とは?」について詳しく解説していきます。

1.FX初心者が知らないと損する【ロールオーバーの仕組み】とは?

[su_box title=“FXのロールオーバーの仕組みとは?” style=”soft” box_color=”#ffff40″ title_color=“#000000”]ロールオーバーとは、通常の外国為替直物取引は、売買の2営業日後に決済が行われるが、ポジションを翌日に持ち越し、決済日を先送りする方法。

ロールオーバーをした際に、2通貨間の金利差の相当したスワップポイントが発生する。
[/su_box]

日付買値ロールオーバー時の買い戻しレートロール損益証拠金残額
4月1日100,000円
4月2日100.50円100.38円-1,200円98,800円
4月3日100.66円2,800円101,600円
4月4日99.64円-10,200円91,400円

[su_box title=”FXのロールオーバーの仕組み” style=”soft” box_color=”#adff2f” title_color=“#000000”]4月2日に1万ドルを買った場合
【4月2日】
買値より0.12円の円高
→0.12円x1万ドル=1,200円
1,200円の損失分が証拠金から差し引かれる。
【4月3日】
前日比0.28円の円安
→0.28円x1万ドル=2,800円
2,800円の利益分が証拠金に上乗せされる。
【4月4日】
前日比1.02円の円高
→1.02円x1万ドル=10,200円
10,200円の損失分が証拠金から差し引かれる。
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FXは約定して2営業日後に決済するとは?

株式取引では、一般的に約定日を含めて4営業日目に決済が行われ、現金と株券の受け渡しが行われます。

しかし、FXでは、一般的に約定日の2営業日に決済が行われます。

[su_box title=“約定日とは?” style=”soft” box_color=”#ffff40″ title_color=“#000000”]FX(株式)の買い注文や売り注文が成立した日になります。

また、受渡日は、FX(株式)の売買の決済する日になります。[/su_box]

たとえば、月曜日に約定した取引の場合は、2営業日の「水曜日」になります。

金曜日に約定した取引の場合は、土曜日曜が休日のため、翌週火曜日に決済されます。

決済を繰り延べるロールオーバーとは?

FXを取引する人は、日本円でドルを買うといっても、実際にドルを手に入れたいわけではありません。

FXは、為替変動で発生する差益によって、利益を得ることが目的です。

このとき、FX取引をしている人が、いつも2日後に決済しなければならいとなると、かな不便です。

FXでは、日計り決済しない場合「ロールオーバー」というシステムによって、決済の期日を先送りできるようにしています。

たとえば、月曜日に1万ドルを買った場合、本来は2営業日の水曜日が決済日になります。

しかし、翌日の火曜日にその1万ドルを売って、すぐに1万ドルを買い戻すと、その取引の決済日は木曜日まで延びます。

この作業を毎日、自動的に行うことで決済日を延ばし、1営業日ずつ決済日が繰り延べます。

この作業を「ロールオーバー」と言います。

反対に、売買をしないかぎり、ロールオーバーで決済日を1営業日先送りすることで、トレーダーは実際に金銭の受け渡しをする必要がなくなり、買いポジション(売りポジション)を維持できるようになります。

ロールオーバーは、期限なくできるので、数ヶ月先までポジションを持ち続けることも可能なのです。

ロールオーバー時に為替変動が反映されるタイミングとは?

一般に、ニューヨーク時間の午後3時(日本時間の午前6時、サマータイムの午前5時)をまたいだポジションがロールオーバーの対象になります。

買いポジションを持っている場合であれば、ロールオーバーをした時点で、「自動的に売って、買う」という工程を同時に行って、決済期日を1日延ばすため、この時点で為替レートで証拠金が計算され、証拠金の残高にその結果が反映されることになります。

つまり、ロールオーバー時に買い戻したレートが前日とまったく同じレートでないかぎり、証拠金の増減が発生します。

予想どおりに為替が動けば、差益が証拠金に上乗せされる一方で、差損が出ると証拠金が差し引かれます。

証拠金がロールオーバーするごとに減り続け、証拠金維持率がFX会社の基準を下回ると、強制的にロスカットされる可能性があるので、注意する必要があります。

ロールオーバー前に、証拠金維持率が下回った場合でもロスカットが実行されます。

ロールオーバーにともなう売買手数料は発生しません。

ロールオーバー時には、為替差損・差益に加えて、二つの通貨間の金利差に基づくスワップポイントの受け取り・支払いが発生します。

また、証拠金の増減と同時に金利の増減も処理されます。

2.「FX初心者が知らないと損する【ロールオーバーの仕組み】とは?」まとめ

FX初心者が知らないと損する【ロールオーバーの仕組み】とは?まとめ
「FX初心者が知らないと損する【ロールオーバーの仕組み】とは?」について解説してきました。

いかがだったでしょうか?

FX初心者が為替取引を始める前に、知っておきたい【ロールオーバーの仕組み】をしっかり理解しておくことで、少しでも損をしないFX取引につながります。

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