FXを始める前に、FX初心者が必ず知っておくべき【FX投資期間を見極めろ!】を理解しておくことが大切です。
1.FX投資期間を見極めろ!
スワップ金利で稼ぐのか、為替差益で稼ぐかを明確にする!
「短期」「中期」「長期」のFX投資期間によって、投資スタンスを変える。
FX投資の面白さには、単一の投資商品でありながら、FX投資期間を「短期」「中期」「長期」のいずれを選ぶかによって、FX投資の方法がまったく異なっています。
「長期」のFX投資とは?
「長期」のFX投資とは、1年以上の投資期間を前提にします。
基本的に為替相場で、1年以上も先のトレードが円高なのか、円安なのかを予想することは、ほとんど困難に近いです。
正直なところ、「1年先のことがわかるわけがない」というのが現実だからです。
わからないものを一所懸命に予想しても、それは無駄な時間と行為です。
したがって、外貨を買ったとして、その買いレートよりも円高になったとして、それはいつか戻ってくるという程度の感覚で取引にのぞむ必要があります。
『為替差益』を積極的に狙うというよりも、『他の収益』、つまりスワップ金利で稼ぐことを第一の目的にした投資になります。
「長期」のFX投資と言っても、もちろん、短期的に為替差損に損失が大きく膨らむことがあります。
したがって、その損失に耐えられるように、レバレッジを最小限に抑えたり、証拠金を十分に用意しておく必要があります。
FXでは損失が一定範囲以上に拡大すると、『追い証』が発生したり、ストップロス(ロスカット)がかかったりします。
その時点で取引を清算しなければならないので、長期投資ができなくなります。
長期投資をする際の注意点として、『追い証』が発生したり、ストップロス(ロスカット)のリスクを抑えるには、レバレッジを2〜3倍程度に設定し取引するようにしましょう。
「中期」のFX投資とは?
中期のFX投資とは、最大でも1〜2カ月程度先を見越して行うトレードになります。
為替取引の場合、1カ月程度先のことは、ある程度、予想しやすと考えられています。
G7のような国際的な会議や市場参加者が「どのようなテーマに注目しているのか?」を考えることで、ある程度の見通しがきくはずです。
このようなファンダメンタルズを見る一方、チャートを参考にすることで、為替レートの状況を把握し、買いか売りかを判断するようにしましょう。
基本的に、ファンダメンタルズとテクニカルの両面で『売りか買いか』が一致した時は、ほぼその通りに動くと考えて差し支えはないでしょう。
ファンダメンタルズとテクニカルの両面で一致したときは、ポジションを増やすことによって、より大きなリターンを狙うことが可能です。
「短期」のFX投資とは?
短期のFX投資とは、いわゆる『デイトレード』の意味です。
為替でデイトレードをする場合、「ファンダメンタルズは一切関係ない!」と判断していいです。
なぜかというと、明日の為替レートの動きに、ファンダメンタルズは反映されないからです。
デイトレードの場合、一番の狙いどころは大きなイベントがあり、イベントによって為替レートが大きく動く瞬間を狙って行動することだからです。
例えば、「アメリカで雇用統計が発表される」や「金融政策決定会合によって政策金利が動く」などといったイベントがあげられます。
大きなイベントがある際、瞬間的な動きを捉えるという意味で、短期トレード(デイトレード)は技術的な要素が求められるからです。
[su_box title=“「短期」「中期」「長期」のFX投資期間によって、投資スタンスは変わってくる。” style=”soft” box_color=”#ffff40″ title_color=“#000000”]「長期」は、投資期間1年以上、スワップ金利で稼ぐ。
「中期」は、投資期間1〜2カ月程度、ファンダメンタルズとテクニカルを駆使して為替差益で稼ぐ。
「短期」は、投資期間1〜2日間、イベントで大きくレートが動く瞬間を狙って為替差益で稼ぐ。[/su_box]
2.まとめ
「【FX初心者に必読】FX投資期間を見極めろ!」について解説してきました。
いかがだったでしょうか?
FXを始める前に、必ず知っておいて損なしの【FX投資期間を見極めろ!】をしっかり理解しておくことで、少しでも損をしないFX取引につながります。